雪降る町の温泉バナナ

それぞれの想い

みなかみ町 総合戦略課 課長 宮崎 育雄さん

温泉バナナ・プロジェクトの意義

みなかみ町は、18湯も温泉があり温泉完備の宿泊宿も多く、かつフルーツも豊富に採れる自然があります。この環境を活かし『温泉』を活用した『フルーツ栽培』が出来ないかと、以前より話に出てくることは多々ありました。
今回、みなかみハピネス計画で(株)ドールと協働事業を行なう中、『温泉熱を活用すれば雪降るような寒い場所でも南国バナナが栽培できるのではないか?』という話になり、実証研究を行なうことになりました。

このプロジェクトで『バナナ』が収穫できたとしても、商業ベースに乗せて経済活性化を図るという意図はありません。温泉熱を活用し、バナナ以外のフルーツ・野菜を栽培し、効率的に育成できることが実証できれば、『自然資源を活用して美味しい野菜・フルーツが収穫できます』という事を全国に発信していきたいと思っています。
『バナナ』はその象徴的な存在だと思っています。

みなかみ町と自然資源との関連性

みなかみ町の取り組みに「ユネスコ・エコ・パークへの登録」があります。登録することで一時的に観光客を増やそうとか、世界遺産のような観光地になって欲しいと思っているのではなく『ユネスコ・エコ・パーク』というのは、まちづくりの指針・ガイドラインなのです。
人間と自然の共存、自然を守り、活かし、広めていくという概念を、まちづくりの基本にしたいと思っています。登録されることで何か必然的に変わるのではなく、そのような方向でまちづくりを進めていきたいという意思表明のようなものです。
農業振興についても、自然を守り活かした環境で作物を育てよう、という話になります。自然の中には、空気・森林・水もあり、温泉も大切な自然資源ですので、温泉を活用しながら作物栽培をするのも、ユネスコ・エコ・パークの取り組みのひとつです。

みなかみ町の魅力発信

みなかみ町としても、ユネスコ・エコ・パークに登録することで、『自然を守り、活用し、素晴らしさを広める取り組みを積極的に行なっている自治体』であることをPR出来れば嬉しいと思っています。
全国の方々に、みなかみ町が目指し理想とする“まちづくり”を認知して頂き、賛同を得ることができれば、その自然と一体となった取り組みの中で育つ『みなかみ野菜』『みなかみフルーツ』は、付加価値のあるものとして、お手に取って頂けるのではないかと思っています。


  • まんてん星の湯 指定管理会社 (株)猿ヶ京夢未来 代表取締役 林 昭さん
  • 群馬県みなかみ町猿ヶ京に住む 田村 和寿さん
  • みなかみ町 総合戦略課 課長 宮崎 育雄さん
  • (株)アイ・ディー・エー 研究員 川鍋さん
  • (株)アイ・ディー・エー 研究員 今井 哲治さん
  • (株)ドール 部長 マーケティング部 荒木 雄介さん