雪降る町の温泉バナナ

それぞれの想い

群馬県みなかみ町猿ヶ京に住む田村 和寿さん

身近にある排湯をリサイクル

元々、自宅のすぐ近くに『まんてん星』という日帰り温泉施設があるので、排湯を何かに活用できないかと思っていて、また福島の原発事故をきかっけに個人的にもCO2削減に関心が出てきたので、少しづつですが自宅で温泉熱を暖房に活用したりしていました。
そのような中、今回のお話を伺い、もっと色々な排湯活用方法があり、実現できると思いました。
今回、試しているのは『地中加温』といって、地中60センチ下にパイプを埋め込み70℃のお湯を循環させることで土壌消毒をさせる方法です。この方法ですと、普通は農薬を使って土壌消毒をするところを、ほぼ無農薬に近い環境で栽培が出来ることが分かりました。せっかく温泉熱を使うプロジェクトなので、沢山の試みに挑戦しています。
色々と初めての事が多く、検証しながら、ひとつひとつ方法を見つけていった感じですね。『本当にこんなこと起こる?!』と思うことも多々ありますが、それもまた面白いです。

恵まれた自然環境を活用して地域活性へ

木材チップを燃やすボイラーも良いシステムですが、まだまだ安定起動は難しく決して安くはありません。これから品質及びコストも更に改善され、温泉排湯と間伐材を木材チップにして燃やす組み合わせを活用する農業が成功していけば、この農業のやり方が一気に広がっていくと思います。
猿ヶ京にも、この土地の活性化をしようというボランティア団体があり、私たちと同世代、その上の先輩たちが20年以上にわたり模索してきましたが、なかなか結果が得られず、自分たちだけの力では限界がありました。
今回は、外部から専門家が入ってくれたことでステップアップできたような気がしますね。猿ヶ京には自然の素材が沢山あり、山には木がある、温泉もある。
でも、引っ張り出してもらわないと、なかなか進んでいけない面もあり、自分たちだけでは空回りしてしまいます。このプロジェクトのお陰で前進することができ、無農薬に近い状態で、健康に良い食材が収穫可能となれば、全国に拡めていけると思っています。


  • まんてん星の湯 指定管理会社 (株)猿ヶ京夢未来 代表取締役 林 昭さん
  • 群馬県みなかみ町猿ヶ京に住む 田村 和寿さん
  • みなかみ町 総合戦略課 課長 宮崎 育雄さん
  • (株)アイ・ディー・エー 研究員 川鍋さん
  • (株)アイ・ディー・エー 研究員 今井 哲治さん
  • (株)ドール 部長 マーケティング部 荒木 雄介さん